50代薬剤師におすすめ転職サイト・エージェント5選|プロが教える成功のための全ポイント

50代で薬剤師転職を考えていても、「どの転職サイトを使えば良いのか」「50代になった今、転職して大丈夫なのか」といった疑問が出てくると思います。

結論として、50代の転職は30~40代と比べると不利になりますが、需要が見込まれる売り手市場の専門職である薬剤師なら、スキルや経験次第で十分に転職は可能です

本記事では、転職のプロとして数々の薬剤師転職をサポートしてきた筆者が、使うべき転職サイトと好待遇求人を勝ち取るための重要なポイントをお伝えします。

目次

【50代】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト5選

50代薬剤師の転職をサポートしてくれる転職サイトとしておすすめなのは以下の5つです。

50代の転職は、単に「今すぐ採用してもらえるか」だけでなく「その先も長く安心して働けるか」が重要になります。高年齢者雇用安定法の改正で雇用確保の年齢が引き上げられており、50代はまだ10年以上、場合によっては20年近く現役で働き続けられる年代だからです。

そこで本記事では、①体力・勤務時間への配慮(派遣やパートなど働き方の選択肢があるか)、②経験・専門性を評価してくれる求人の多さ、③年齢面の課題に対するサポート力という3つの軸から改めて5社を見直し、この観点を掲載順にも反映しています。特に①を満たす選択肢の多いサービスほど、体力面に不安を抱えがちな50代には使いやすいでしょう。

サービス名求人数派遣・パートの求人50代におすすめのポイント
ファルマスタッフ51,000件以上(2026年6月5日時点)正社員に加え派遣求人も豊富に掲載調剤薬局特化・20年以上の実績で年齢を問わず相談しやすい
薬キャリエージェント病院・調剤薬局への強いパイプを持ち、経験を評価されやすい求人に強み
マイナビ薬剤師57,396件(2026年8月22日時点)全国規模の求人網羅で、地方エリアも含め選択肢を広げやすい
ファーマキャリア36,307件(2026年8月22日時点)正社員・パートの求人掲載を確認(2026年8月22日時点)コンサルタントによる個別提案で、経験や希望を丁寧にすり合わせられる
ジョブメドレーエージェント 薬剤師ドラッグストアや高収入の求人に強み

※求人数は各社公式サイトで公開値を確認できたサービスのみ記載(2026年8月22日確認)。「―」は公式サイト上で確認できなかった項目です。

それでは順に紹介しますので、参考にしてください。

ファルマスタッフ|派遣・パートも選べる調剤薬局特化型

ファルマスタッフの薬剤師転職相談満足度97.7%

ファルマスタッフ』は、日本調剤グループが運営する調剤薬局特化型の薬剤師転職支援サービスです。専門特化ならではの求人の厚みと、体力・働き方への配慮を両立できる点が50代にとっての強みです。

掲載求人数は51,000件以上(2026年6月5日時点)で、特に調剤薬局の求人は数・量ともに豊富です。薬局への転職を検討している方は、登録をおすすめしたい転職サイトと言えるでしょう。正社員だけでなく派遣・パートといった働き方も選べるため、フルタイム勤務に不安がある50代でも、体力や生活スタイルに合わせて求人を選びやすいのが特徴です。

20年以上の転職支援実績で積み上げてきたノウハウが得られる点も大きな魅力で、年齢を理由に選考で不利になりがちな50代のアピール方法を考えるうえでも心強い材料になります。

体力面の負担を抑えたいのか、経験を活かせる求人を重視したいのか、自分の優先順位を整理したうえで相談すると、調剤薬局への転職準備をより具体的に進められるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

薬キャリエージェント|病院・調剤薬局への太いパイプで経験を活かせる

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、エムスリーキャリアが運営する薬剤師専門の転職サイトです。医療業界に特化して15年以上の運営実績を持つ会社だからこそ蓄積された、病院・医療施設との太いパイプが武器になっています。

このパイプを通じて、人気の高い転職先とされる調剤薬局・病院の求人を数多く扱っており、なかには経験や専門性が評価されやすい案件も含まれています。若手のポテンシャル採用が中心の求人と違い、これまで積み上げてきたキャリアがそのまま評価材料になりやすいため、50代の転職でも土俵に立ちやすいのが特徴です。

運営会社としての歴史が長いぶん、薬剤師転職に関するノウハウやサポート体制にも積み重ねがあり、年齢を重ねたキャリアの伝え方についても相談しやすい環境が整っています。

業種・年齢・地域を問わず選択肢を持てるサービスなので、経験を武器に転職先を探したい50代薬剤師にとって、まず登録しておきたいサイトの一つです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

マイナビ薬剤師|全国求人網羅で地方エリアも選択肢が豊富

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、人材大手マイナビが運営する薬剤師専門の転職サイトです。全国規模の知名度と営業力を武器に、都市部だけでなく地方の求人情報まで幅広くカバーしている点が特徴です。

掲載求人数は57,396件(2026年8月22日時点)。数の多さだけでなく、全国の主要都市に支店を構えているため、地元に戻って働きたい、あるいは地方への移住を伴う転職を考えたい50代にとっても、相談窓口を見つけやすいサービスです。

サポート面では、対面の「面談」を重視するスタイルも特徴です。年齢を重ねてから転職活動を始めると、書類だけでは伝わりにくい実務経験や働き方の希望も出てきますが、じっくり要望をすり合わせる進め方はこうした事情を汲み取りやすい体制と言えます。

親身なアドバイスを受けながら進められるため、転職活動から離れていた期間が長い50代でも、落ち着いて準備を進めやすいでしょう。

地方は薬剤師不足が続くエリアが多く、都市部での競争を避けて地方に選択肢を広げたい50代にとって、この支店網の広さは実務的なメリットになります。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

※マイナビのプロモーションを含みます。

ファーマキャリア|一人ひとりに合わせた提案で年齢の不安に寄り添う

『ファーマキャリア』は、「オーダーメイド求人」を掲げる転職サイトです。掲載求人数は36,307件です(2026年8月22日時点)。50代の転職では、経験やスキルが十分でも「年齢だけで書類選考の段階から難しいのでは」という不安がつきまといがちですが、その懸念に正面から向き合える設計になっています。

求人票の一覧から自分で絞り込むのではなく、キャリアコンサルタントが希望条件や経験を丁寧にヒアリングしたうえで、条件に合う求人を個別に厳選して提案してくれる進め方が特徴です。年齢を理由に選考で不利になりやすい50代ほど、数を当たるより1件ずつの精度を高める探し方が向いています。

担当するキャリアコンサルタントの質の高さが、この個別提案の精度を支えています。

一人ひとりに向き合う形で手厚いサポートを行っている点も、年齢面の不安を抱えながら転職活動を進める50代にとって心強い要素です。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

ジョブメドレーエージェント 薬剤師|ドラッグストア・高収入求人に強み

ジョブメドレーエージェント 薬剤師

『ジョブメドレーエージェント 薬剤師』は、株式会社RMキャリアが運営する、薬剤師に特化した転職支援サービスです。「大手の人材紹介会社」としてのノウハウを持つ点が特徴で、年齢を理由に選考の土俵に立ちにくいと感じやすい50代の転職でも、コンサルタントが間に入ってサポートしてくれる安心感があります。

特に力を発揮するのが、ドラッグストアの求人や高収入の求人です。体力面の負担や収入面の不安を抱えやすい50代にとって、選択肢の幅を確保しやすいジャンルと言えるでしょう。

サービスの規模も大きく、これまでに数多くの転職実績を積み重ねてきた点も強みです。転職市場での経験値が豊富なぶん、年齢を気にする相談にも対応しやすいと考えられます。

優秀なコンサルタントが担当してくれるため、これまでのキャリアや実務経験をどうアピールすれば評価されやすいか、といった具体的な相談もしやすいサービスです。

薬剤師は50代でも転職可能!

結論、薬剤師資格を持っているのであれば、年齢問わず転職は可能です

実際に有効求人倍率を比較すると、薬剤師や看護師などは2.0〜2.4倍程度(2021〜2025年3月、パート含む)であり、全体が1.17〜1.20倍程度(2026年)であることと比較すると、約2倍の数値となっています。

上図は2021年公開時点のグラフです。最新の数値は本文および下記出典をご確認ください。
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(2021〜2025年3月分ほか)

理由としては以下2点です。

それぞれ詳しく説明していきます。

資格が求められる薬剤師はそもそも人数が少ない

薬剤師という仕事は、未経験からの新規参入の障壁が非常に高いです。

なぜなら、6年制の薬科大学を卒業したうえで、国家試験に合格しなければならないからです。

CBニュースの調査によると、薬局経営者の6割余りが年単位で薬剤師の採用に困っており、5年以上採用に苦労している経営者も4割近くにのぼります。

当社で独自に行った薬剤師へのアンケートでは、このような意見も寄せられています。

匿名(50歳)

第一志望の会社に転職することができました。
お給料も上がり、人間関係も問題なく快適な職場環境です。これまでの経験をフルに活かせるので、毎日が充実しています。

出典:アンケート

このように、資格自体に高い価値のある薬剤師は、50代になっても転職に成功する人がいるのです。

薬剤師が足りていない職場はまだある

薬剤師が資格を活かして働くことができる場所はとても多い上に、人手不足が続いています。

特に薬剤師の不足が問題となっているのは主に次の3つの業界です。

  • ドラッグストア(出店数に薬剤師の数が追い付いていない)
  • 調剤薬局(登録販売者で代替が利かず、需要が継続して高い)
  • 病院(高齢化により調合が必要な患者が増え、依然として薬剤師が足りていない)

この3つだけで、薬剤師の就職先の約79%を占めます。

薬剤師の就職先割合

出典:令和6年(2024年)厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」

このように、薬剤師を必要としている業界、現場は数多く存在します。

そのため、50代以上だからといって募集対象から外れることは他業種に比べ少ないです。

ただ、年齢ゆえに採用担当からはあまりよくないイメージを持たれることがあります。

そこで、50代の転職希望者が採用担当にもたれるイメージについて次章から紹介していきます。

油断は禁物!50代の薬剤師の転職は注意が必要

世間一般では「50代からの転職は厳しい」「50代で転職を始めたが、履歴書を数十枚送って通ったのはたった数件」などと言われています。

この2点が50代の転職志望者を採用担当が敬遠する主な理由となっています。

それぞれ紹介していきます。

勤続年数の短さ

以前は63歳までが定年の目安とされていましたが、高年齢者雇用安定法により2025年4月から65歳までの雇用確保が完全義務化され、70歳までの就業確保も努力義務となっています。そのため、50代の薬剤師が転職して働き続けられる期間は、これまで考えられていたよりも長くなっています。

そのうえ、20代・30代の若手と比べると定年までの就業可能年数はどうしても短くなるため、ドラッグストアなどの企業や病院は、同じ研修・教育を行うのであれば、長く働いてくれるであろう若い薬剤師を取りたがる傾向があります。

50代の経験豊富な薬剤師となれば人件費も多くかかり、積極的に採用するのは難しいのが現状です。

体力的な厳しさ

50代薬剤師は、40代以下の薬剤師に比べて体力的に厳しくなりがちです。

薬剤師はどの現場でも人手不足が深刻化しており、売り手市場であることは確かですが、一方でそれは薬剤師一人あたりに割り当てられる仕事の量が非常に多いとも言えます。

少子高齢化が進む現代ではかかりつけ薬剤師や在宅医療など、薬剤師に求められる役割や仕事が多様化し、今後も業務量が増加傾向となるでしょう。

また、調剤薬局では閉店時間を18時に設定しているところが多いですが、実際に勤務を終えることができるのは19~20時となっており、残業が発生しやすい傾向にあります。

このため、体力的に厳しいと感じる人が多いのです。

特にドラッグストアでは、薬剤師の不足のため、休みが思った通りにとれないということもあります。

当社独自でアンケートをお願いしたところ、以下のような回答が寄せられました。

匿名(50歳)

新しい勤務先は、採用時の話とは少し違っていて、勤務時間が不規則でした。薬剤師の数が不足しているようで、ほかの人が有給休暇を取得するとすぐに呼び出しがかかり、新参者は断りにくい状況です。給料が上がったことには満足していますが、家族との時間が取れないことが多々あり、その点は不満です。

出典:アンケート

このように、長時間労働を余儀なくされる側面があるため、50代の薬剤師はより若い薬剤師と比べて体力面で敬遠される場合があります。

以上の2つの要因により、採用担当によくない印象を与えてしまうのです。

次章からは、これらのネガティブなイメージを払拭して、より有利に転職活動を進めるために重要なポイントを解説していきます。

体力面や年齢への不安が大きいなら、ファーマキャリアのように、コンサルタントが希望条件を個別にヒアリングしてくれる転職サイトに相談してみるのも一つの方法です。

【50代薬剤師】転職を成功させるための3つのポイント

結論から言ってしまうと、個人で転職活動を行うよりも、転職活動に成功した薬剤師や転職活動のプロにアドバイスを求めるのが効率的です。

薬剤師としてだけではなく、転職活動の基本としても重要なポイントです。

今までの経験などを振り返る

これまで述べてきた通り、薬剤師の50代からの転職は「専門職ゆえに同年代よりは非常に有利であるが、やはり体力面や勤続可能な年数から見て厳しい」と結論付けることができます。

しかし、体力面などのデメリットを打ち消して余りある「指導薬剤師」「在宅療養支援認定薬剤師」などの認定薬剤師の資格があれば、ほかの転職希望者と独自性で大きく差をつけることができます。

また、資格以外でも、コミュニケーションスキルや勤続経験による危険察知能力など、経験を積んだことによる目に見えないスキルがあります。

自分がどのようなスキルや知識を持っているのか分析し、それを採用担当にアピールできるかどうかが重要です。

一人で判断しない

そうした目に見えないスキルは、自分自身で長所だと思っているところでも、果たして自分固有のスキルなのか、希望先のニーズに合っているかを一人で判断することは非常に困難です。

また、自分自身が長所ではないと思っているところでも、採用側から見ると魅力的である可能性もあります。

そのため、自分一人で判断するのではなく、ドラッグストアや薬局などで実際に働いている人、または現場で求められているスキルを多く知っている人に協力してもらい、自分の希望と能力にマッチした転職先を探すことが望ましいです。

不安なところは転職サイトに相談すべき

現場で求められているスキルについての知識や、就業先の雰囲気や志向などの募集要項だけではわからないところについての知識が豊富なのが転職サイトです。

実際に、薬剤師として働いている知人に話を聞くと、知人の職場のことはよくわかりますが、同業種のほかの職場の実態に関しての情報は集まりにくいです。

一方で、転職サイトを利用すると、転職相談・求人紹介を専門に扱っているため、希望に合った求人を見つけやすくなります。

また、以下の記事も参考になるかと思います。

参考:

特にファルマスタッフは20年以上の転職支援実績があり、年齢を問わず相談しやすいサービスです。

これらの内容を踏まえて、転職活動を有利に進めるために、ぜひ転職サイトを利用してみましょう。

5転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。 「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。 更新日 例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。 更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。 そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。 ※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。 担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例 いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、 転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。 もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。 大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。 コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。 この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。 そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。 企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。 企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。 優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。 以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。 openworkの口コミ 上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。 転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょうスクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。 登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。 例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。 正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。 事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。 ※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。) 初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。 担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。 思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。 それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。 場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。 最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。 自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。 求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。 あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。 対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。 面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。 また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。 万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。 転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。 転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

【FAQ】50代薬剤師の転職でよくある疑問と解答

この章では薬剤師の転職で気になるポイントをFAQ形式で紹介していきます。

以上の4点について回答していきます。

Q1. 年収はどのように変化しますか?

その人のスキルによります。

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、50代薬剤師の平均年収は50代前半で約643万円、50代後半で約657万円です。

また、厚生労働省「薬剤師の偏在への対応策」によれば、病院に勤務する50代の常勤薬剤師の平均年収は約700万円というデータもあります。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によれば、他業種では50代の年収の平均は約550万円ほどなので、比較的高い年収が見込めるとは思います。

ただし、病院勤務の薬剤師は他の勤務先よりも給与がやや低くなる傾向があるとされており、注意が必要です。

出典:人事院「職種別民間給与実態調査」

Q2. 売り手市場はいつまで続きますか?転職は今考えるべきですか?

高齢化による医療関係の需要は継続的に増加するため、全体的に売り手市場となっています

厚生労働省の薬剤師需給推計(2021年公表)によれば、今後数年間は薬剤師の需要と供給が均衡し、長期的には供給が需要を上回ると見込まれています。

しかし、その後日本はOECD加盟国の中でもトップクラスに薬剤師・薬学部卒業生が多いため、将来的には薬剤師の数が飽和するともいわれています。

出典:日医総研「医療関連データの国際比較」

薬剤師の数が飽和すれば、有効求人倍率も下がります。

50代は年齢面でも不利になることが考えられるので、もし転職を決意したなら、なるべく早めに転職サイトなどに登録・相談することをおすすめします。

Q3. 各就業先の転職状況はどうなっていますか?

本記事で薬剤師の主な就業先として挙げた3ヶ所の、薬剤師の転職事情は次の通りです。

ドラッグストア

ドラッグストア業界は2000年頃から、医薬品のみならず食料品や化粧品などを取り扱うことにより業績を伸ばし続けています。日本チェーンドラッグストア協会の調査によると、全国の店舗数は2021年度の19,917店から2024年度には23,723店へと増加しており、出店数はここ10年増え続けています。

ドラッグストアが増えるということは、ドラッグストアで勤務する必要のある薬剤師または登録販売者の数も増え続けるということです。

つまり、業界の成長に薬剤師の数が追いつかず、販売者不足に陥っています。

調剤薬局

調剤薬局ではドラッグストアよりも薬剤師を必要としています。

調剤することは薬剤師法19条により薬剤師、または処方箋を書いた医師自身にのみ許可されています。

したがって、登録販売者を雇用することができず、ドラッグストアよりも薬剤師の需要が高くなっています。

病院

病院でも薬剤師の不足が叫ばれています。

病院では薬剤師が足りず、医師自身が調剤を行うことが多く、医師への負担の増加が問題視されています。

負担軽減策であった「病棟薬剤業務実施加算」も薬剤師の不足が原因で多く届け出されていないのが現状です。

そのため、病院でも薬剤師の需要が非常に高まっており、売り手市場となっている業界の一つと言えるでしょう。

Q4. パートや派遣として働くことはできますか?

はい、可能です。正社員でのフルタイム勤務に体力面の不安がある50代でも、パートや派遣といった働き方を選べる転職サイトがあります。

本記事で紹介した5社では、ファルマスタッフが正社員求人に加えて派遣求人も多く扱っており、ファーマキャリアも正社員・パート双方の求人を掲載しています。まずは自分の希望する働き方に対応しているかを、各社の公式サイトや無料相談で確認するとよいでしょう。

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事を集めました。

以下の記事も併せてお読みいただくことで、薬剤師の転職に関する知識が深まります。

スクロールできます
転職先病院薬剤師への転職
調剤薬局への転職
ドラッグストアへの転職
企業への転職
ノウハウ・コツ高収入で転職するために
薬剤師の転職理由の答え方
転職回数が多くても成功するコツ
薬剤師におすすめの転職時期
薬剤師の志望動機の書き方
薬剤師の転職面接対策ガイド
 業界別年収アップのコツ薬剤師の年収と年収アップの全ノウハウ
調剤薬局薬剤師の年収と年収アップのコツ2選
ドラッグストア薬剤師の年収と年収アップの全ノウハウ
病院薬剤師の年収と年収アップのコツ2選
派遣薬剤師の年収と高派遣求人を探すための全知識

さいごに

50代の転職は、「年収やこれまでのキャリア」「職場の雰囲気」「勤務先の意向・志向」など、考慮すべき点はたくさんあります。

自分の希望に沿った求人を効率よく探すためにも、以下のような転職サイトを閲覧し、広く求人情報を集めることをお勧めします。

あなたの転職活動の成功を陰ながら応援しております。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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