社会人や主婦が看護師になるには?最短で夢を叶える方法や適性を徹底解説

看護師になるには

「看護師になりたいけど、最短でなるにはどうしたらいいの?」
「社会人や主婦におすすめの学校が知りたい」

とお悩みですね。

看護師になるためには、法律で定められた看護師養成課程の学校(以下、看護学校)を卒業し、看護師国家試験に合格する必要があります。

看護学校には4つの種類があり、学校によっては最短3年で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。

ただ、各学校のカリキュラムによって得られるメリットや適性は異なるため、4つの看護学校を比較したうえで、ご自身に合った学校を選ぶことが大切です。

そこでこの記事では、20歳で看護師資格を得た私が、看護師になるための方法や看護学校に関する知識などについて、以下の流れでご紹介します。

  1. 看護師になるためには看護学校に通う
  2. 【看護学校の選び方】社会人・主婦から看護師になるには専門学校がベスト
  3. 看護学校通学にかかる費用の目安
  4. 看護学校の1日のスケジュール
  5. 【体験談】社会人や主婦から看護師を目指したきっかけ4パターン
  6. 看護師を目指す5つのメリット
  7. 看護師に向いている人

この記事を読めば、看護師になるための具体的な方法や行動がわかるだけでなく、看護師の仕事や適性を踏まえた決断ができるでしょう。

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目次

看護師になるには看護学校に通う

看護師になるためには、看護学校に通う必要があります。

引用:日本看護協会|看護職になるには 

看護学校は全国各地にあり、ご自身のキャリアプランや経済状況に合った学校を

  • 【4年制】看護大学
  • 【3年制】看護短期大学
  • 【3年制】看護師養成所(専門学校)
  • 【5年制】5年一貫の看護師養成課程校

の、4パターンから選べます。

<各看護学校の比較>
←左右にスクロールできます→

看護大学 看護短期大学 看護師養成所 看護師養成課程校
通う期間 4年 3年 3年 5年
受験資格 高卒以上 高卒以上 高卒以上 中卒以上
費用 国立なら200〜300万円程度。
私立だとその倍以上かかることも
400万円前後
(学校によってばらつきあり)
300~350万円
(学校によってばらつきあり)
300万円前後
特徴 ・時間をかけて勉強できる
・看護師になってからのキャリアアップがしやすい
・全国的に増加傾向
・在学中や卒業後に他の大学への編入がしやすい
・全国的に減少傾向
・実習の時間数が多い
・実践に役立つスキルが学べる
・学費が安い
・中学卒業後、最短で看護師になれる
・低学年のうちから体験実習や校内演習があり、
現場の雰囲気に触れられる
社会人・
主婦の通いやすさ
おすすめな人 ・将来的なキャリアを見据えて進学する人
・学費や生活費の目途が立っている人
・最短で看護師になりたい人
・他の大学への編入を視野に入れている人
・最短で看護師になりたい人
・実践的なスキルを学びたい人
・学費を安く抑えたい人
・中学生の段階で看護師になりたい
という強い意志がある人
・5年間通い続けられる人

いずれも全ての課程を修了すれば正看護師国家試験受験資格が得られます。

【4年制】看護大学

看護大学は、4年間で看護師国家試験の受験資格が得られる学校です。

看護学以外にも一般教養や興味のある科目がカリキュラムに盛りこまれているため、様々な分野をじっくり学ぶことができます。

受験資格 高卒以上
取得にかかる期間 4年間
得られる資格 正看護師国家試験受験資格
大学のカリキュラムに
よって取得が可能なもの
・保健師国家試験受験資格
・助産師国家試験受験資格
・受胎調節実地指導員 ※助産師課程終了後、申請により取得
・養護教諭免許状(一種または二種)※保健師免許取得後、申請してから取得
・第一種衛生管理者 ※保健師免許取得後、申請してから取得

<看護系大学を選ぶメリット>

  • じっくり勉強ができ、思考力や判断力が養われる
  • 特定看護師や専門看護師などへのキャリアアップがしやすい
  • 国家試験合格率が高い
  • 大学のカリキュラムによって、看護師以外の資格取得も可能である
  • 学士(看護学)が得られる

<向いている人>

  • 看護を体系的に学びたい人
  • 将来的にキャリアアップをしたいと考えている人
  • 学士以上の学位を取得したい人
  • 学費や生活費の目途が立っている人

授業内容は各学校によって異なりますが、座学ばかりではなく、1年生のうちから実習を取り入れている学校もあるようです。

【3年制】看護短期大学

看護短期大学は、3年間で看護師国家試験の受験資格が得られる学校です。

看護学以外にも一般教養に関する授業もあり、看護大学と同様に各分野への教養を深められます。また、希望があれば他の大学への編入もしやすいという特徴もあります。

受験資格 高卒以上
取得にかかる期間 3年間
得られる資格 正看護師国家試験受験資格

<看護短期大学を選ぶメリット>

  • 最短3年間で看護師資格取得が可能
  • 在学中や卒業後に他の4年制大学や学部に編入ができる
  • 短期大学士の学位が得られる

<向いている人>

  • 最短で看護師資格を取得したい人
  • 4年制看護大学と迷っており、編入の可能性を残しておきたい人
  • 短期大学士の学位を取得したい人

近年、日本看護協会が主導となり、看護師の専門性を高めるために4年制の看護教育を推進する動きがあります。それに伴い、看護短期大学の数は減少傾向にあります。

【3年制】看護師養成所(専門学校)

看護師養成所(専門学校)は、3年間で看護師国家試験の受験資格が得られる学校です。

全国的に学校の数が多く、看護大学や短大と比べて実習スキルが磨きやすいという特徴があります。

受験資格 高卒以上
取得にかかる期間 3年間
得られる資格 正看護師国家試験受験資格

<看護師養成所(専門学校)を選ぶメリット>

  • 最短3年間で看護師資格が取得可能
  • 全国的に学校数が多く、自宅周辺で学校を見つけやすい
  • 学費が安い傾向にある
  • 看護大学や短大と比べて実習が多く、現場感覚を養いやすい

<向いている人>

  • 最短で看護師資格を取得したい人
  • 実践的なスキルが学びたい人
  • 学費を安く抑えたい人
  • 自宅近くの学校に通いたい人

専門学校は、学費が安価で実践的な内容を学べることもあり、社会人や主婦にも人気があります。

【5年制】5年一貫の看護師養成課程校

5年一貫の看護師養成課程校は、5年間で看護師国家試験の受験資格が得られる学校です。

中学卒業後から看護教育を受け20歳で看護師になれるため、看護師への最短ルートとして人気があります。

受験資格 中卒以上
取得にかかる期間 5年間
得られる資格 正看護師国家試験受験資格

<5年一貫の看護師養成課程校を選ぶメリット>

  • 20歳で看護師になれる
  • 5年間同じ友人と勉強や実習を行うので、絆が強くなる
  • 低学年のうちから1日単位の実習を行っている学校もあり、現場の雰囲気に触れる機会も多い

<向いている人>

  • 看護師になりたいという強い意志があり、5年間通学できる人
  • 中学卒業後看護師資格を最短で取得したい人

社会人や主婦から看護師を目指す方にとっては選択しにくい学校かと思いますが、実際の臨床現場では20歳で看護師として働く方もいるため、覚えておくと良いでしょう。

【看護学校の選び方】社会人・主婦から看護師になるには専門学校がベスト

前章では看護学校4パターンの概要を説明しました。

  • 【4年制】看護大学
  • 【3年制】看護短期大学(以下、看護短大)
  • 【3年制】看護師養成所(以下、看護専門学校)
  • 【5年制】5年一貫の看護師養成課程校

この中で、社会人・主婦が最短で看護師になるには【3年制】看護専門学校 に通うのがベストです。

<他の学校はおすすめしない理由>

  • (1). 4年制の看護大学は入学のハードルが高く、勉強内容も学位取得希望者向けだから
  • (2). 3年制の短期大学はそもそも学校数が少ないから
  • (3). 5年制の看護師養成課程校は時間がかかり過ぎるから(最初の3年は高校生レベルの勉強をするので、社会人や主婦にとっては二度手間になってしまう)

→看護専門学校が最も最短で現実的!

実際に、各学校の入学者を年齢別にみると、社会人や主婦と思われる年代の方の多くが看護専門学校を選択していることが明らかになっています。

<各看護学校の年齢別入学者数>

20歳未満(人) 20~24歳(人) 25~29歳(人) 30~34歳(人) 35~39歳(人) 40歳以上(人) 合計(人)
【4年制】看護大学 25,661 334 51 28 24 12 26,110
【3年制】看護短大 1,059 29 8 8 4 2 1,110
【3年制】看護専門学校 22,308 1,464 1,029 773 527 334 26,435

参考:厚生労働省|2021年度看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査

上記を見るかぎり、看護専門学校では40代の入学者が300人以上おり、子育てが落ち着いた主婦の方でも入学しやすくなっています。

他にも、社会人や主婦が看護学校を選ぶ時のポイントを下記にまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

看護学校を選ぶポイント

  • 通いやすさ
    3年間通学することになるので、通いやすさは重要です。複数候補があるのであれば、家から一番近い学校を選ぶと良いでしょう。また、実習先の病院の情報がわかれば、そこが通いやすいかも含めてチェックしましょう。
  • 入学のハードル
    入試の倍率や社会人枠の有無などを事前にチェックしておきましょう。
    複数の看護学校を併願する場合は、試験日が重複していないかを忘れずに確認すべきです。学校によっては、社会人や主婦の受け入れ実績があり、歓迎している学校もあるため、そうしたポイント踏まえて探してみることをおすすめします。
  • 看護師国家試験合格率
    各学校のパンフレットやホームページで、過去の合格率を確認しておきましょう。
    過去5〜10年間の国家試験合格率が全国平均の90%を超えていれば、安心して選ぶことができます。

看護学校通学にかかる費用の目安

進学するとなると、どうしても気になるのは学費ですよね。進学にかかる主な費用は以下の6つです。

  • 受験料
  • 入学金
  • 授業料
  • テキスト代
  • 実習にかかわる経費(ユニフォーム代、感染症交代価検査料、傷害保険料、賠償保険料など)
  • その他諸経費(設備整備費、看護師国家試験対策・受験料、クラス会費、自家用車で通学の場合駐車場使用料など)

学校の種類によって、学費には大きな差があります。具体的には以下の通りです。

【4年制】看護大学|国立はトータル目安200〜300万。私立ならその倍以上

看護大学は、国立・公立・私立のどこに進学するかによって学費が大きく変わります。

<初年度に納入する看護系大学の平均学費>

入学金 1年間の授業料
国立 282,000円 535,800円
公立 地域内 227,800円 537,604円
地域外 382,889円 537,757円
私立 271,548円 1,039,239円

引用:旺文社教育情報センター|2021年度 大学の学費平均額

※上記以外に、各学校によって施設設備費、学友会費、実習費、テキスト代などの諸費用が必要になる。

あくまで平均額にはなりますが、国立・公立よりも私立大学のほうが学費が高い傾向にあります。

私立看護大学の場合、4年間で500〜600万円以上の費用が必要になるので、入学前にある程度の費用の目途を立てておいた方が安心でしょう。

【3年制】看護短大|400万前後かかり、学校によってバラツキがある。

看護短大は年々数が減少しており、費用も各学校によってばらつきがあります。

ここでは、一例をご紹介します。

看護短大でかかる学費の例)

  • 入学金…400,000円
  • 授業料(毎年)…700,000円
  • 実験実習費(毎年)…200,000円
  • 施設設備費(毎年)…200,000円
  • 学生会費(毎年)…20,000円
  • 交通事故災害保険費(毎年)…6,000円

→初年度納入金合計…1,526,000円

引用:埼玉医科短期大学|学納金

上記の学校の場合、3年間で400万円近い費用が必要になってきます。学校によっては、入学時に入学金や半期分の授業料などをまとめて払わなくてはいけない場合もあるので、入学前の学費の確保が重要になってきます。

【3年制】看護専門学校|300万以上かかるが、一番安く済む

看護専門学校は、看護大学や看護短大よりも学費が安い傾向にあります。

  • 入学金…178,000円
  • 授業料…679,000円
  • 設備費…131,000円
  • 実習費…37,000円
  • その他…61,000円

→初年度納入金合計…1,086,000円

引用:公益社団法人東京都専修学校各種学校協会|令和2年度学生・生徒納付金調査

上記の場合、3年間で300万円以上の費用が必要であることがわかります。看護専門学校も、各学校によって費用に大きな差があるため、行きたい学校があればしっかり調べておきましょう。

費用を抑えたいなら給付金や奨学金を使う

費用をなるべく安く済ませたい方は、給付金や奨学金を利用するのも一つの手です。

社会人や主婦が使える給付金と奨学金をそれぞれご紹介していきます。

(1). 給付金

給付金は必要な条件を満たしている人が受給できます。返還義務はありません。

教育訓練給付制度

厚生労働大臣の指定を受けた教育機関で受講・修了した場合、支払った額に応じて費用の一部が支給されます。

看護師資格は専門実践教育訓練に該当しており、支給率も一般職より高くなっています。(参考:厚生労働省|教育訓練給付制度

<受給条件>
以下のいずれかに該当していること

  • ①現在働いており、雇用保険の加入期間が通算2年以上で教育訓練給付金の利用が初めての方
  • ②現在働いており、教育訓練給付金の利用は初めてではないが、前回の利用から3年以上経過し、雇用保険の加入期間が通算3年以上の方
  • ③現在働いておらず、 前の会社を辞めて1年以内で、雇用保険の加入期間が通算2年以上で教育訓練給付金の利用が初めての方
  • ④現在働いておらず、 前の会社を辞めて1年以内で、教育訓練給付金の利用は初めてではないが、前回の利用から3年以上経過し雇用保険の加入期間が通算3年以上の方

<支給される金額>

最大で受講費用の70%(年間上限56万円・最長4年間)

<申請方法と支給の流れ>

申請は最寄りのハローワークで行います。

  • ①ハローワークに連絡し、受給資格の確認を行う
  • ②入学の1カ月前までに、以下の2つを行う。
    ・訓練前キャリアコンサルティングを受講し、ジョブ・カードを作成する(訓練前キャリアコンサルティングは予約制なので、早めに予約しておく)
    ・配布される書類や、教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票を提出する
  • ③4月に入学する(受講開始)
  • ④入学後、6カ月ごとに支給申請を行う
  • ⑤資格取得・受講修了日から1年以内に一般被保険者として雇用された場合、追加給付の申請を行う
母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業

母子家庭の母または父子家庭の父が、対象教育訓練を受講・修了した場合、支払った額に応じて費用の一部が支給されます。(参考:厚生労働省|母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について

①自立支援教育訓練給付金
<受給条件>

母子家庭の母または父子家庭の父で、二十歳未満の児童を扶養し、以下の2つの条件を満たす方

  • 児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準にあること
  • 就業経験、 技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、当該教育訓練が適職に就くために必要であると認められること

<支給される額>

受講費用の60%(上限は修学年数×20万円で最大80万円まで)

②高等職業訓練促進給付金等事業

看護師や介護福祉士などの、資格取得に時間と費用がかかる場合に受給できる給付金です。
<受給条件>
母子家庭の母または父子家庭の父で、二十歳未満の児童を扶養し、以下の3つの条件を満たす方

  • 児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準にあること
  • 養成機関において1年以上のカリキュラムを修修業し、対象資格の取得が見込まれること
  • 仕事または育児と修業の両立が困難であること

<支給される額>

  • 高等職業訓練促進給付金:修業期間の全期間支給される(上限4年)
    月額約7万円(非課税世帯は月額10万円)
    在学期間の最後の12カ月は月額約11万円(非課税世帯は14万円)
  • 高等職業訓練修了支援給付金: 修了後に支給される
    2万5,000円(非課税世帯は5万円)

申請は、入学が決まった時点でハローワークか都道府県の窓口に事前相談します。審査には数週間以上かかることもあるので、なるべく早めの申請を心がけましょう。

(2). 奨学金

奨学金は必要な条件を満たしている人が受給できるもので、公的なものから民間団体が運営しているものまで、種類はさまざまです。一般的な学生ローンや教育ローンよりも低利子で借りることができるため、多くの方が使用しています。

返還義務のある貸与型と返還しなくてよい給付型があります。

例)

  • 病院奨学金制度
  • 学校奨学金制度
  • 民間育英団体の奨学金

奨学金は進学先の学校やお住まいの自治体でも情報提供をしています。ただし、受給の条件は各奨学金によって異なり、成績によっては受給できないものもあります。

利用を検討している方は、早めに問い合わせをしましょう。

<教育ローンは金利に注意>
給付金や奨学金の受給にはさまざまな条件があるのに対し、教育ローンは貸与条件が甘く、誰でも借りやすくなっています。
しかし、奨学金よりも金利が高く、知らない間に返済額が膨れ上がってしまう危険性があるので、安易に借りるのはおすすめできません。

貸与を検討している場合は、金利や返済期間を確認し、複数社の教育ローンを比べたうえで利用するかどうかを決めましょう。

(3). 特待生制度

特待生制度は、成績に応じて学費の全額または一部免除を行う制度です。申請の必要は無く、入試や在学中の成績上位者に対して、学校側から通知をしてくれます。

入試特待生制度

引用:宝塚大学|成績優秀者 特待生制度 – 看護学部

行きたい学校があれば、特待生制度を導入していないか事前に確認しておくと良いでしょう。

ただし、特待生は常に成績を上位でキープしなくてはならず、人によっては負担を感じてしまうかもしれません。

ひとによっては、特待生制度を無理して目指すより、先にご紹介した給付金や奨学金を利用するつもりで準備しておいたほうが賢明なケースもあります。ご自身に合った方法を選択なさってください。

看護学校の1日のスケジュール

看護学校の1日のスケジュールは、実習の有無によって大きく変わります。学校で授業を受ける日と実習に行く日の2パターンのスケジュールをご紹介します。

学校で授業を受ける日のスケジュール

1日の主なスケジュール
6:30 起床、準備
8:00 出発
8:30 学校に到着
9:00 授業開始(座学、演習など)
12:00 昼食
13:00 授業再開(座学、演習など)
16:00 授業終了
17:00 帰宅、宿題

<病院で実習を行う日のスケジュール>

1日の主なスケジュール
6:00 起床、準備
7:30 出発
8:00 実習先の病院に到着
8:30 実習開始(患者さんの情報収集後、バイタルサイン測定、保清ケアなど)
12:00 昼食
13:00 実習再開(必要なケアの実施、振り返り、カンファレンスなど)
16:30 実習終了、後片付け
17:30 帰宅、記録物作成・まとめ
(実習先から直接学校に行き、実習に必要な準備や記録を行う時もある)

自宅から学校や実習先が遠い場合、通学時間を考慮した上でスケジュールをイメージしてみると良いでしょう。

在学中は周囲の人に頼り、サービスを利用して負担を減らそう

子育てや仕事(バイト)との両立を考えている方は、入学前から周囲に協力を依頼したり、利用できるサービスを探しておくことをおすすめします。

というのも、看護学校は片手間で通えるほど甘い場所ではなく、専門分野の知識を身につけるためには毎日コツコツと勉強する必要があるからです。とくに実習期間中は、疾患や治療の勉強に加えて記録物の作成や準備に多くの時間と労力を使うので、学校以外の負担はなるべく減らしておいた方が良いです。

負担を減らす方法の例)

■仕事(バイト)をしながら進学する場合

  • 職場にシフトの調整をお願いする
  • 派遣会社に登録して働き方を変える
  • 実習がない時だけ単発のバイトをする
  • 両立に自信が無い場合は、給付金や奨学金の利用を検討する

■子育てをしながら進学する場合

  • こどもの預け先の確保(保育園や学童保育、病児保育先の確保)
  • 便利家電の導入
  • 家事代行サービスやベビーシッターサービスの検討

入学前から対策を考えておくことで、不安なく受験勉強に望むことができるはずです。なんでも1人でこなそうとせず、利用できるサービスを可能な限りピックアップし、万全の準備をしておきましょう。

【体験談】社会人や主婦から看護師を目指したきっかけ4パターン

ここまで看護学校のご紹介を一通りしてきましたが、「いまさら看護師になるなんて遅すぎるかな」「周りにどう説明しようかな」と、一歩踏み出せない方もいますよね。

たしかに、社会人や主婦から看護師を目指すことは大きなターニングポイントなので、決断を躊躇してしまうのは仕方のないことです。

そこでこの章では、実際に社会人や主婦から看護師を目指した方や、看護師になるまで紆余曲折のあった方の体験談を4パターンご紹介します。

看護師になるかどうか迷われている方は、ぜひ参考になさってください。

離婚をきっかけに看護師を目指した40代元主婦

まずは、ご自身の離婚をきっかけに看護師を目指した40代の元主婦の体験談をご紹介します。

こどものために看護師を目指した

口コミ・評判

匿名(40代)

40歳手前で離婚してから、看護専門学校に入学し看護師を目指しました。

離婚した当時は娘がまだ小学生で、学費や生活費を考えると一般職で働き続けるのには限界があると思ったからです。無資格からの進学だったので、周囲には「できるの?」「無理しないほうがいいんじゃない?」とかなり言われました。

実際、受験勉強をしている時は挫けそうになりましたが…。娘にも応援してもらいながら、晴れて合格できた時は人生で一番達成感を感じました。

若い子よりも覚えるスピードは遅いので、在学中の勉強は毎日・短時間・コツコツやるようにしてましたね。看護師資格があれば転職に困ることもないですし、本当にあの時頑張って良かったと思います。

この方は、お子さんを育てるために無資格から看護師を目指し、現在は現役看護師として勤務されています。年齢を理由に進学を諦めてしまう方もいる中で、臆せず挑戦したことが素晴らしいですよね。

社会人から看護師を目指した元自衛官

次は、夢を叶えるために社会人から看護師を目指した元自衛官の体験談をご紹介します。

看護師の夢を諦められなかった

口コミ・評判

匿名(20代)

小さい頃から看護師になるのが私の夢でした。

でも、学費の心配や勉強への不安から途中で諦めてしまい、自衛官だった父に誘われるがまま自衛隊に入隊しました。やりたいこともないまま入隊した私と違い、同期は志を持ち仕事に励んでいて、自分に嫌気がさしたことが何度もあります。

でも、仕事を頑張る同期のおかげで、看護師の夢を諦められない自分に気付けました。

結局、先輩や上司に相談の上、4年続けた自衛隊を辞めて看護専門学校を受験します。合格できるかわかりませんが、今度こそ夢を諦めずに頑張りたいです。

この方のように、学費や勉強への不安から看護師を諦めてしまう方は一定数います。しかし、看護師の資格は一生ものなので、社会人を経験してからでも目指すのは遅くありません。

看護師になりたい方は、なれない理由を考える前に、なるためにはどうするべきかを考えてみると夢への一歩が踏み出せるでしょう。

親の反対を押し切って夢を叶えた男性看護師

次に、親の反対を押し切って看護師になった男性の体験談をご紹介します。

看護師に性別は関係ない

口コミ・評判

匿名(30代)

僕が学生の頃は男性看護師が今より少なくて、「看護師は女性の仕事」というイメージが根強かったです。親に看護師になりたいと伝えた時は、「男ならもっと違う仕事選びなさい」と言われ、悔しくて仕方ありませんでした。でも、なんとか親を説得し看護師を目指してから数十年。今は看護師長として働き、日々仕事を頑張っています。

看護師の世界は女性が多いのですが、体力を使う業務や男性のシャワー介助など、男性だからこそ活躍できる場面はたくさんあります。ぜひ、性別を理由に看護師になる夢を諦めないで欲しいです。。

この方がおっしゃる通り、仕事において性別を意識する必要はまったくありません。

ただし、男性看護師の数は女性看護師よりも圧倒的に少ないという認識だけはしておいたほうが良いでしょう。

厚生労働省の2020年の調査では、女性看護師が91. 9%、男性看護師が8. 1%になっており、割合だけをみると男性看護師が少数派であることが伺えます。しかし、実際の男性看護師の数は増加傾向にあり、2年ごとに1万人前後増えていることがわかっています。(参考:厚生労働省|令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)概況

今後も男性看護師の数は増えていくと思われますが、実際の現場では男性看護師が1人しかいないということも十分ありえます。「男性看護師が少ないのは心細い」と気になる方は、就職活動の際に男性看護師の在籍人数を事前にチェックしておくことをおすすめします。

「立派な看護観は要らない」と割り切る13年目看護師

最後に、看護師を目指す中で「私にできるのかな」と不安な方に向け、13年目の看護師のリアルな声をご紹介します。

理想と現実の差に潰れないでほしい

口コミ・評判

匿名(20代|社会人経験者)
こんなこと言っていいのかわかりませんが、看護師になる前から高い目標や理想を掲げない方がいいと思いますよ。というのも、目標が高すぎて現実とのギャップで潰れてしまう人って多いんです。だから、立派な看護観は要りません。看護師は神様じゃないし、どれだけ頑張っても人は死ぬんです。目の前の患者さんに対して、今できることをやる。それだけでいいと思います。

社会人や主婦から看護師を目指す場合、高い目標をもって進学なさる方もいますよね。

しかし、目標を立てた結果、現実とのギャップに苦しんでしまうのはもったいないです。ご自身が決めた理想で苦しくなる前に、今できることに集中するという視点も必要であることを覚えておくと良いでしょう。

看護師を目指す5つのメリット

社会人や主婦から看護師を目指すことで 大きなメリットが得られます。具体的には以下の5つになります。

順を追ってご紹介します。

将来性のある仕事に就ける

看護師は将来性のある仕事なので、資格さえ取ってしまえば将来への不安を減らすことができます。

厚生労働省の推計によると2025年には、最大で27万人の看護師が不足すると予測されており、少子高齢化も相まって看護師の需要は今後も高水準で経過すると考えられます。(参考:厚生労働省|医療従事者の需給に関する検討会 看護職員需給分科会 中間とりまとめ(案)

国が看護師確保に向けた対策を行っていることもあり、資格取得できれば将来は安泰といっても過言ではないでしょう。

関連記事:看護師は将来性は大丈夫?看護人材の需要|AIに代替されるのか

安定した収入が見込める

看護師は、安定した収入が見込めることも大きな魅力です。

その理由は、看護師の収入は他職種と比較して、景気に左右されにくいからです。

需要は現在も高まり続けており、2010年の年収が約469万円であるのに対し、2020年は約492万円と、緩やかに上昇を続けています。

看護師 年収推移 2020

看護師の年収は上昇傾向

ただし、2020年以降は赤字の病院が増えており、一時的にボーナスがカットされた職場も多いため、就職活動をする際は給料だけでなく、過去のボーナス支給実績や各種手当をリサーチした上で見極めましょう。

関連記事:看護師の平均年収は?給与相場やボーナス額は本当に割に合うのか徹底調査

仕事でやりがいを感じやすい

看護師は、さまざまな場面でやりがいを感じやすい仕事です。

たとえば、入院生活を通して患者さんと信頼関係が築けたり、日常生活に関わるケアで感謝の言葉をもらったりと、患者さんとの関わりでモチベーションを上げることができます。

これは筆者の体験談ですが、筆者が以前働いていた小児科では、注射や点滴などの痛みを伴う処置の際、こどもの年齢や発達に合わせた説明をしてから処置を行うようにしていました。

もちろん泣いてしまう子もいましたが、処置後「がんばったよ」「できたよ」と話してくれる子もおり、そうしたコミュニケーションに小児看護ならではの醍醐味を感じていました。

このように患者さんとの関わりを通して仕事が楽しく感じられるのは、看護師ならではでしょう。

また、患者さんとの関わり以外にも、専門知識を学ぶことや同僚に頼られることにやりがいを感じると話す方もいます。

このように、毎日やりがいを感じながら仕事できるのは、看護師の大きな魅力でしょう。

関連記事:看護師のやりがいを感じる瞬間ってどんな時?100人の体験談から分かる看護の仕事の魅力とは

得られた知識を日常生活で活かすことができる

看護師になるための勉強は、日常生活で活かすことができます。

たとえば、医学の知識を活かして病気になった家族の看病が出来たり、看護学の学びを活かして人間関係のトラブルに強くなったりと、汎用性の高い資格であることは間違いありません。

昨今は感染症の流行に伴い、正しい感染予防の知識が求められるため、そういったシーンでも知識を活かすことができるでしょう。

日々の勉強が日常生活に繋げていけるのも、看護師のメリットの一つといえます。

資格を活かしてさまざまな働き方ができる

看護師資格を活かして、多様な働き方ができるのも大きなメリットです。

以前だと、看護師の就職先と言えば病院やクリニックがメインでしたが、近年看護師の活躍の場が広がっており、柔軟な働き方が可能になっています。

<看護師が働けるさまざまな職場の例>

  • 病院
  • クリニック(入院設備があるところと無いところがある)
  • 介護系の施設(老健、特養など)
  • 訪問看護ステーション
  • 保育園(病児保育)
  • 企業(治験コーディネーター、臨床開発モニター、コールセンターなど)
  • 学校(養護教諭や看護学校教師、学校看護師など)

参考:日本看護協会|ナースストリート

資格取得してすぐは経験を積むために病院で働く方が多いですが、ある程度経験を積んでしまえば難なく転職することも可能になっています。

関連記事:看護師の仕事・職場の種類一覧!仕事内容や働き方をどこよりも分かりやすく解説

看護師に向いている人

看護師に向いている人の特徴は、以下の通りです。

  • 自分のペースで勉強できる人
    医療の技術は日進月歩であり、看護師になってからも勉強を続けることが重要である。短時間でもいいので、自分のペースで無理なく勉強を続けられると良い。
  • 体力のある人
    看護師は体力を使う仕事である。病気や手術などで身体を動かせない患者さんのケアも日常的に行うので、体力はつけておくべきである。
  • コミュニケーションが好きな人
    患者さんや医療者同士とのコミュニケーションが欠かせない。話し下手でも、相手の話しを聞くことができれば問題ない。
  • 好奇心の強い人
    見たことのない疾患や治療法に興味を持つことができる人は、スキルアップのスピードが違ってくる。
  • 観察力がある人
    観察力があることで、状況判断や分析に役立つ。とくに患者さんが話す言葉以外にも、表情や状況を見て分析できる人は質の高い看護ができるようになる。
  • 小さなことでも疑問を持てる人
    普段との違いに気付き、疑問や違和感を持つことでケアの見直しに役立つ。

まとめ

社会人や主婦から看護師になる方法をご紹介しました。

これから看護師を目指すなら、ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて看護学校を選ぶことが大切です。

看護学校の受験は基本的に1年に1回しかないため、行きたい学校が見つかり次第、すぐに受験対策を始めることをおすすめします。

看護師の夢を叶え、あなたの人生が充実したものになることをお祈りしております。

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この記事を書いた人

現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。

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